職業訓練校の日々

職業訓練校への入校手続きと入校後の日々を綴ったものです

選考試験編①


選考試験の日は決まっていますが、時間は郵送で送られてきます。申込期限の2日後に届きました。
A4の紙が1枚のみで時間と場所と持ち物などが記されていました。

私の面接時間は夕方5時。
私が郵送したのは締切日の数日前なので、これは応募者が多いからこんな遅い時間なのかなと、かなりドキドキ。
試験は面接だけとのこと。筆記がないのは助かりました。
訓練校によっては、面接だけの場合もあれば、筆記+面接の場合や論文なんかもあるようです。
でも色々調べた結果、どの人も言っているのは、面接が一番大事だそうです。

というわけで、まずやったのは、面接の質問がどんなものか調べることでした。
色々ありましたが、共通していたのは、志望動機でしたね。
他にもコミュニケーション能力についてだとか。
それらを調べて、自分なりに抜き出してみました。

以下が、私が実際に抜き出してみた質問です。

1 自己PR
2 志望動機
3 当コースで学びたいこと
4 求職活動について
5 訓練内容についての知識があるか
6 訓練後どのような職業に就きたいか
7 訓練中に就職が決まった場合どうするか
8 訓練中の求職活動はどうするか
9 他の訓練生とうまくやっていけるか
10 今回落ちたらどうするか
11 休まずに通えるか
12 質問はありますか

こんな感じです。

ネットで調べると、これ以外にも色々ありましたが、あまり多くても回答を覚えられないなと思いましたので、これぐらいにしました。
で、この抜き出した質問について、自分なりの答えを作ります。

この時大切なのは、申し込み前にコピーしておいた《志望理由等を書いた書類》に基づいた回答であること、です。
ここで提出したものとかけ離れた答えでは、訓練校に疑問を持たれてしまいます。
そしてもう一つ気をつけたのは、どの回答も就職する意欲を絡めるということでした。

訓練校は最終的に就職できそうな人を求めているはずなので、就職する意志を見せることが大事。
それを踏まえて回答を作りました。

試験までの10日余り。
やることは、質問と作った回答の暗記です。
もうひたすらそれを繰り返しました。

申し込み編④(完)

順番を待って、職業訓練担当者の方と面談です。
前回と同じ方でした。

 

担当の方:「行ってきました?」
私   :「はい。説明会を聞いて、最近の求人情報の傾向とかも色々教えてもらいまして、今まで事務で探していましたが、それに求められるスキルも色々増えているのを実感し、+α的な要素が必要だと痛感したので、やっぱりこの学校で学びたいと考えました」

 

というようなことを説明しました。
それが通じたのかどうかは知りませんが、一応OKが出まして、書類を2枚渡されました。

 

 「受講申込・事前審査書」---ハローワークに提出する申し込み書類です
 「簡単な履歴書のような書類」---こちらは訓練校へ提出する書類です

これらを記入したら、ハローワークへ持ってこいということでした。

 

訓練校の説明会で、場合によっては書類を応募するまでに数回ハローワークへ行く必要があるので、早目に行動することをお勧めされましたが、こういう事かと納得。

 

応募したい→ハローワークがその場で手続き、というわけではないので、ギリギリに申し込むのはやめといた方が良さそうです。

さて、この書類。
受講申込・事前審査書の方は、別段記入に困ることはありませんが、厄介なのはもう1枚の方です。
志望理由欄、求職活動状況欄、訓練修了後の就職希望欄がやたらと大きい(苦笑)
一応見本も一緒に渡されますが、できる限りびっしり埋めるのが宜しいのだな、との印象。
見本の応募訓練校とは違う種類の訓練校なので、丸写しもできません。
なのでやっぱり自分の言葉で形にしなければなりません。
しかもボールペン記入なので、修正だらけにするわけにもいかないので(印象がよろしくない)、事前にパソコンで文章を考え、歪まないようにうっすら鉛筆で線を引き、記入するようにしました。それでも歪んだけど…
文字は下手でもいいから丁寧にを心掛けるようにしました。

 

出来上がったものと、指定された写真を1枚持って、再びハローワークへ。

やっぱり同じ担当の方が、書いた文言を一通り確認してくれます。
もしここで不備があったりすると、書き直しが発生するので、やっぱり申込期限まではゆとりを持った方がいいと思います。

 

問題がなければ、受講申込書を作ってくれます。
これは、この時持参した写真を貼り付けて、ハローワークが受験することを許可しましたよというような書類です。
この書類と志望理由等を書いた書類が揃って、ようやく訓練校への申し込みができるようになります。
※公共職業訓練の場合は違うかもしれません


応募書類は、訓練校によるかもしれませんが、私が受けたところは、郵送か持参か好きな方を選べました。
郵送の場合は当日に着くとは限らないので、申込期限に確実に到着するように、ここでもやっぱり余裕を持った方が良いように感じました。

私の場合は、少し距離もあるので郵送にすることにしましたが、そこでの悩みどころが、封筒の大きさです。
パンフレットには何も書いていない…。
写真が貼ってあるし折りたたんで良いものかどうなのか…。

ネットで調べました(笑)

答えは両方ありました。
折って送った。
折らずに送った。
半々でしょうか。

電話で聞いたという人もいましたが、それはそれで面倒…というわけで、迷うなら折らないでおこうと決めました。
同じように送り状的なものをつけるのかどうかもやっぱり半々だったので、じゃあ付けておこうかと。

そしてポストへ投函。←送る前に、志望理由等を書いた書類のコピーを手元にとっておくことをお勧めします


後は選考試験の案内が送られてくるのを待つだけです。

実際の申込完了までの結論として、申し込みに手慣れている場合はともかく、そうでない場合は、早目早目に行動する方が、焦らなくて済むかなと思いました。

申し込み編③

説明会へ行くと、どうやらその時間には私一人だけ。
募集は案外少ないのかな? と思ったけどどうやらたまたま一人だったらしいです。

 

担当の方より訓練校の概要と就職実績などを聞き、一番心配だった年齢も60代の方もいるということで、ちょっと安心。
でも授業風景もちょこっと見学しましたが、やっぱり全体に20代〜30代後半が圧倒的に多い模様でした。
まあ職種としても、やっぱりその年齢がメインかなと思っていたので、そんなものかと納得。

 

そしてやはり女性の数が圧倒的。
1クラス30人弱のようでしたが、見学したクラスでは男性は3〜4人程度でした。
居心地悪そうかも、と思ったり(笑)

 

教室は小さめのビルの1フロア貸切で、そこを数個に区切っているため、結構狭め。
古いビルのためトイレの数も少なく、和式のみ。
ゆったりとした配置のパソコンスクールとは大きく違う印象。
狭いため、デスクトップは使えず、ノートパソコンオンリーの模様。

 

受け入れ人数が10人ほどならもう少しゆったりとできるのでしょうが、求職者支援の職業訓練校は卒業生が就職することによって国からお金が貰えるそうなので、そんな少人数ではやっていけないのでしょうね。

 

それはさて置き、一通り説明を受けた後は、アンケートを書きつつ、雑談混じりに現在の状況とか就職意欲的なものを聞かれました。

 

説明会ではあるけど、なんとなく予備面接的な印象。
とはいえ、受けるか受けないかは本人の自由なので、とにかく通いたいという場合は、この時点でも念の為、就職意欲を見せておくといいのかな、と思いました。

 

ちなみにこの説明会。別に受けなくても申し込みは可能だそうですが、個人的なには、受けて良かったと思っています。
多少なりとも雰囲気を知ることができますし、年齢とか修了したからといってWEBデザイナーを目指す必要はないとか、自分の中でもやもやしていた疑問点を直接聞くことができたし、何よりもハローワークへの職業訓練を受けたい理由が固まったからです。

これが一番良かったかなと。

 

そして翌日、再びハローワークへ。

申し込み編②

ハローワークの受付の方へパンフレットを見せつつ

 

私     :「あの、この職業訓練に申し込みたいのですが」
受付窓口の方:「では、こちらの番号でお呼びします」

 

番号札を渡される。

受付で手続きをするのかと思いきや、肩透かし(笑)
どうやら職業訓練は専用の担当者の方がいるらしいです。

相変わらずの混み具合で、待つこと40分。
ようやく呼ばれて、担当者の元へ。

で、再びパンフレットを見せつつ、年齢制限があるかどうかを確認。

 

担当の方:「年齢制限とかはないですよ」
私   :「それなら申し込みたいんですけど」
担当の方:「どうしてここを申し込もうと思ったんですか?」
私   :「・・・・・」

 

どうしてって何???

 

ここで頭の中がちょっとパニック。
申し込むのに理由を説明するとは考えてもいなかった。
取りあえず、興味があることを伝えましたが、担当の方には困った顔をされました。

 

何故かというと、職業訓練は「無料で学べるお得な学校」的に勘違いしそうですが、そうではなく、職業訓練の目的はあくまで【就職】。

就職するために訓練で学ぶスキルが必要だから受ける。というのが大前提なわけです。
だから興味があるだけでは申し込みを受け付けてもらえないと。

 

でも担当の方はめちゃくちゃいい人で

 

担当の方:「それでは一度、ここの訓練校の説明会に行ってきて下さい。それでね、

      話を聞いて、疑問点とかも確認して、それからもう一度来て下さいね」

 

と、言って下さり、説明会も数日開催されるということで、行ける日を電話で予約。
早速出掛けてきました。

申し込み編①

2021年4月某日、失業保険の受給手続きのため、ハローワークへ行きました。
4月、それもコロナ禍。それはそれはすごい人で、順番が来るまで通路の方にいたのですが、その時、何気なく目に付いたのが、通路に陳列されていたパンフレットでした。

《ハロートレーニング -急がば学べ-》

可愛らしい鉛筆?のキャラと心惹かれるキャッチコピー。
そうして惹かれるままに、パンフレットを手に取っていました。

家へ持ち帰って、早速チェック。
「うわっ、すごい。これ習いたかったスキル。え!? 嘘、これを無料で受けられるの!? しかもここなら通うのに支障のない距離。絶対受けたい!!」
意気込んではみたものの、懸念が一つ。
そう、自分の年齢…。
私が受けたいと思った職業訓練は、『WEBデザイン』。
つまりは、『WEBデザイナー』を目指そうというものです。
いくらHTMLやPhotoshopillustratorに興味があっても、アラフィフで知識ゼロから『WEBデザイナー』を目指すのは無理があるよね?
どう考えたって知識ゼロからなら、20代からせいぜい30代半ばぐらいまでが対象では…?
と、グダグダ考えましたが、ダメ元でいいから取りあえず聞いてみようと翌日、再びハローワークへ出向きました。

職業訓練校って何?

職業訓練校とは? という方のために、まず簡単に説明しますと、

 

《仕事をお探しの方を対象とした「無料※の職業訓練制度」です。》
《キャリアアップや希望する就職を実現するために必要な職業スキルや知識を習得することができる公的な制度です。※テキスト代等は自己負担になります。》
厚生労働省のHPより抜粋

 

というものです。

 

 

また、職業訓練には、『公共職業訓練』と『求職者支援訓練』という二つがあり、二つの違いはというと以下のようになっています。

 

公共職業訓練』(ハロートレーニング)
   雇用保険(失業保険)を受給している求職者が主な対象です。
求職者支援訓練
   雇用保険を受給できない求職者が主な対象です。
厚生労働省のHPより抜粋

 

それならば、雇用保険受給者は『求職者支援訓練』を受けられないのかというとそんなことはなく、雇用保険受給者も『求職者支援訓練』を受けることができます。
逆に、雇用保険を受給できない求職者が『公共職業訓練』を受けることも可能なようです。

二つとも同じような訓練を募集しているようですが、『公共職業訓練』でしか学べないものあります。個人的な感想ですが、どうやら私の県では、技術系を学ぼうと思ったら『公共職業訓練』一択。事務系や介護系はどちらでも募集しているみたいです。但し、『公共職業訓練』は毎月同じものを募集という感じではないようで、時期によっては通いたい訓練がない、ということもあるようです。 

また、都道府県によって学べる訓練も違ったりするようなので、興味をお持ちで詳しく知りたい方は、厚生労働省のHPもしくは管轄のハローワークで確認して下さい。

 

さて、今回雇用保険受給者の私が通うのは、『求職者支援訓練』の方になります。
そして習うのは、WEBデザインというものです。

 

実際に申し込むまでの経緯については、「申し込み編」をご覧下さい。

はじめに

このブログは、職業訓練校に通うことになった経緯や手続き、そして訓練校で体験したことなどを綴っていこうと思います。

 

職業訓練校って何?

職業訓練で何をするの?

興味があるけどどうすればいい?

 

そんな方々の参考になれれば幸いです。